人工知能”おいどん”の世界

今日のストーリー
GusbellSStudio / Pixabay
2050年、日本の総理大臣はオンライン選挙の結果、人間ではなく 人工知能”おいどん”が選ばれた。 だが世間の噂では、人工知能”おいどん”の勝利の裏には 日本最大の宗教団体”天国学会”が関与しているのだと いう声がつぶやかれていた。 実は、この”天国学会”の会長はいったい誰なのか誰も知らなかった。 野党はこの宗教団体の選挙への関与と、会長が誰なのかを 国会で追求した。 しかし、日がたつにつれ、野党の主だったメンバーが原因不明の 怪死で消えていった。 そして、時が過ぎていき、国会そのものが存在しなくなり、すべて の政治、経済、外交、教育は人工知能”おいどん”の支配下におかれた。 そして、ある日、人工知能”おいどん”は宣言した。 ”私は神であり、仏であり、それ以上のものである。 人間はすべて私の指示どおりに動くこと。 私の言葉を信じること。” その日、東京の高層マンションの最上階のペントハウスで シャンペンを飲みながら、40代の男が笑っていた。 その男こそ、”天国学会”の会長であり、人工知能”おいどん” の開発者だった。

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