【タイの田舎のチワワ侍】3.チワワの宮本武蔵先生家に住む

今日のストーリー
workerin / Pixabay
家にチワワを連れて帰ると奥さんのとんちゃんは言った。 ”なに、それ、チワワ。あなたなんでチワワなんか抱いてるの。” ”無礼者、わしは剣豪宮本武蔵だ” ”え、道で歩いてたら、ついてきたんで連れてきた。” ”わしはお前を助けたんだにゃ、命のおんじんだぞ。” チワワのテレパシーはとんちゃんには聞こえないようだった。 ”これ、家で飼ってもいいでしょ。” ”え、家の中で、うんことかするんじゃないの。” ”バカモン、ワシは武士じゃ、そんなことするか。” ”ちゃんとおしえるから大丈夫だよ。” ”バカモン、馬鹿、馬鹿、トイレぐらい自分で行くわ。” ”それなら、浴室で飼ったらいいかも。” ”わしは一番高いところで寝るんだにゃ。” ”放し飼いでも大丈夫だよ。” ”そうね、ちびだし、邪魔にならないか。” ”わしのことをちびと呼ぶな。お師匠様と呼べ。” ”なんだかそのちび、怒ってる?” ”おなかがすいてるのかもね。” ”あー、そうか。何か残ってたっけ。” ”わしに残飯を食わせるきか。無礼討ちにするですにゃ。” ”武蔵さま、無礼討ちって、刀もってないでしょ。” ”はい、これあげる。” とんちゃんは、お昼の残りのごはんに味噌汁をかけてチワワに 差し出した。 ”お前、これをわしが食うんか。” ”え、宮本武蔵さんはたしかお百姓さんの出身では・・・” ”え、ばれたか。しょうがない、これでも食うか。” チワワの宮本武蔵は夢中で味噌汁ぶっかけ飯を食い始めた。

 

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